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iPad利活用に係る基本方針について

 ICT(情報通信技術)機器の進化は社会と私たちの生活を着実に変えつつあります。わずか20年前に登場した携帯電話は、様々な機能を付加した「ケータイ」へと進化し、更に情報端末「スマートフォン」へと姿を変え、多くの人々にとって生活必需品となっています。また、ツイッターやライン、フェイスブックなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)によって自由に世界中の人々とのコミュニケーションができるようになりました。一人のツイートに数十万のフォロワーが生まれることも珍しいことではありません。私たちのポケットに入るこの小さな機器は、確実に世界につながる魔法の窓とも言えるものです。そして、2010年にタブレット型コンピュータであるiPadが登場すると、アメリカをはじめ世界各地の教育現場での活用が始まりました。iPadで利用できるiTunes U では、世界中の大学の講義ビデオが配信され、誰もが無料で世界トップレベルの講義を自由に受講できます。いよいよ日本でも、タブレットの機能を活かして映像や音声が入ったデジタル教科書が作られつつあります。ケータイが社会のあり方を変えたように、タブレットが教育や学習の意味をさえ変革するかも知れません。

 本校では、このような時代の変化に対応し、教職員一丸となって教育改革に取り組んでいるところです。

 その教育改革のひとつが今年度から高等学校課程に入学される生徒・保護者の皆様に購入していただきましたiPadを教育において利活用する取り組みです。このことを通して生徒のみなさんに「自学自習の習慣を身に付け、自律的に考え・判断し、表現する力」、「情報活用力や情報モラル」を身に付けて高度情報化社会で力強く活躍していただきたいと強く願っています。

 学校内には「ICT教育推進室」を新たに設置し、その部署を中心に学習教材の多様化、評価の多様化、学習過程の共有化を図り、学校全体の教育改革につなげてまいります。

 ただし、ICT機器は非常に便利で夢のあるツールですが、一方で使い方を誤ると危険を招く恐れもあります。

 本校では、この基本方針に沿って校内のネットワーク設定及び管理ソフト等により危険を排除しながら、情報モラル教育等も並行して実施し、今後のICT教育の模範的なモデルの構築に努めてまいります。

平成25年4月
近畿大学附属高等学校

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