OB・OG紹介

みらいを歩む先輩たちからのメッセージ

中村 綾音さん

京都大学法学部

中村 綾音さん

Ayane Nakamura

私は中高6年間英数コースアドバンストに在籍していました。この6年間を言葉で表すなら、「一期一会」です。中学2年生の時、ある英語の先生に出会い、私の英語の学力は驚くほど上がりました。以後、京大入試に至るまで、英語は私の最大の武器になりました。その先生には、本当に感謝しています。高校3年生の時には、得点源にしたかった古典・日本史の添削をしていただいていました。私は京大入試の直前期には毎日予備校の自習室に通っていたので、家庭にいるときにも添削が受けられる、オンライン添削の形を近大附属の先生方がとってくださったことは本当にありがたかったです。ちなみに、このオンラインという形はまさに近大附属ならではの強みだと思います。このように、近大附属に来たからこその、先生方、そして友人との貴重な出会いがたくさんありました。受験勉強は孤独で、辛いかもしれません。しかし、支えてくれる友人や惜しみないサポートをしてくださる先生方がいます。みなさんもぜひ、近大附属でかけがえのない先生・友人との出会いを見つけてください。きっと第一志望校合格への助けになるはずです。

佐野 恵美華さん

近畿大学医学部 医学科

佐野 恵美華さん

Emika Sano

単なるきっかけや憧れも、多くの出来事を経験して立派な目標となります。夢を明確にしていれば、途中で異なる方面へ進んでもそれは必ずその人のためになり、困難に直面してもそれは必ず生きるうえでの糧となります。私は6年間、普段の生活では体験できないことを経験できる機会があれば積極的に参加しました。学校主催のものでは、近畿大学病院及び医学部見学、原子力研究所見学、海外研修、国立大学見学などです。1年生の時から医学部生や医療従事者の方と交流できる見学会は近大附属ならではの貴重なものです。医療人をめざす人が多く在籍している医薬コースでは、クラスメイトと安楽死や臓器移植など答えのない主題について話し合うなかで、自ずと命を預かる職をめざすことへの責任感が強まりました。海外研修に関しては、2年生の春休みにシンガポールへ、6年生の3学期にマルタへ行きました。英語力を伸ばすだけであれば日本でもできますが、現地の方々や他国出身の留学生と関わることでのみ、国民性や文化や信仰の違いを直接知ることができます。私は、こういった様々な経験から、自分のめざすべき道を見つけることができました。ぜひみなさんも自分から行動を起こして機会をつかんでください。

濵野 向日葵さん

大阪公立大学獣医学部 獣医学科

濵野 向日葵さん

Hinata Hamano

私は近大附属で6年間を過ごして本当に良かったと思っています。勉強面では特に、中学校から高校まで継続的に行われる小テストが私を成長させてくれました。高い合格点が設けられることもありますが、その合格点を突破するために勉強することは、大学受験で必要な基礎力を着実に身につけさせてくれます。また、教科によっては先取り学習が行われ、大学受験で必要な全範囲が余裕を持って終了することは大学受験において非常に大きな利点でした。勉強面以外では、中学校の部活動が、運動部でも活動日数や活動時間が控えめで、ストレスなく楽しく部活動を行える点が非常に良かったです。部活動をしていなければ友だちにならなかったであろう同級生と友だちになり、中学3年間を過ごした思い出は、私にとって一生のものになりました。先生方にもとても感謝しています。質の高い授業はもちろん、担任の先生は難しい進路を希望しながら勉強に身が入っていなかった私に対して、時には厳しい言葉をかけながら応援してくださいました。推薦入試前には、志望理由書の添削や面接練習を丁寧にしていただき、本番の面接を緊張することなく受けることができました。みなさんもぜひ近大附属に入学し、部活に勉強に楽しい日々を送ってください。

島瀬 光佑さん

岡山大学工学部 機械システム系学科

島瀬 光佑さん

Kosuke Shimase

私は中高合わせて6年間、近大附属で過ごして本当に良かったと思います。中学1年生の時から行ってきたプレゼンテーションやレポート課題は大変でしたが、大学生になったときに周りの人と比べて圧倒的なアドバンテージを持っていると実感することができました。また学習面に関しては、先生方が私の意見を尊重してくださったので悔いを残すことなく受験勉強をがんばり抜くことができました。私が第1志望校に合格できたのは、どんな時でも相談や質問を聞いてくれ、また放課後遅くまで面接対策や口頭試問対策を行ってくださった先生方のおかげです。本当に感謝しています。私は、近大附属でここには書ききれない程のたくさんの経験をすることができました。皆さんも、近大附属で中高6年間という貴重な時間を悔いの残らないように過ごしてください。

南部 拓海さん

近畿大学薬学部 創薬科学科

南部 拓海さん

Takumi Nanbu

私が近大附属で6年間を過ごしたうえで、皆さんにお伝えしたいことは、「知る」ことの大切さです。私は、2、3年次に英数コースアドバンストに在籍し、その他の4年は全て英数コースプログレスで学校生活を過ごしました。これには打算的な意味があった訳ではありませんが、結果として私はこの道で良かったと心から思います。なぜなら、私は「知る」という行為が好きになったからです。近大附属では中高一貫制であることを活用して、数学などは3年次の中頃に高校内容の履修が始まります。これは、早いうちから将来の選択肢を増やすきっかけになりました。また、先生方も難しいことは承知の上で丁寧に教えてくださったので、つまずくことはありませんでした。これによって、私はまず「知る」ことの楽しさを覚えました。次に、私は6年間吹奏楽部に所属していましたが、高校課程では、総勢120名以上の大きな部活でした。120人では価値観や性格は多種多様です。私はその中でコミュニケーションをとることで新たな考え方や知識が身につきました。これによって、私は「知る」ことの奥深さを体験しました。哲学者のベーコンは「知は力なり」と唱えましたが私はこれに同意します。6年間、たくさん勉強し、たくさん人とコミュニケーションをとり、たくさん遊んでください。近大附属はそれができる最適な場所だと思います。ぜひ、充実した日々を送ってください、応援しています。

高橋 琉晟さん

近畿大学国際学部 国際学科

高橋 琉晟さん

Ryusei Takahashi

私は近大附属で6年間英数コースプログレスに在籍していました。中学の英語の授業によって英語学習に関心を持ち始めた私は、英語研究部に入部しました。英語研究部では英語担当の先生やネイティブの先生と共に英語を用いたゲームや洋画鑑賞により英語の楽しさを学ぶことができました。同時に英検をはじめ様々な資格取得のための勉強もできました。また、体育祭やスキー合宿など多くの行事もあり、実りのある中学校生活を送ることができました。高校の授業は新型コロナウイルスの影響によりオンライン授業などを活用した新しい形になりました。最初は戸惑いや不安がありましたが先生方の手厚い支援のおかげで私たちはwithコロナの生活と向き合うことができました。部活動の面では、私が所属していた高校ゴルフ部でも部員のコロナ感染により大会出場を断念するなど多くの影響を受けました。しかし、部員一同で、常にコロナ禍の中でどのようにすれば上手くなれるのかを話し合うことで3年間最後まで真剣に取り組むことができました。
近大附属の先生方は生徒一人一人に向き合ってくださる素晴らしい先生たちです。この文章を読んでくださったみなさんの進路がより良いものになることを願っています。