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近畿大学 生物理工学部 実験実習を実施しました
9月3日(火) 1年生を対象に近畿大学 生物理工学部 実験実習を実施しました。
遺伝子工学科教授の三谷匡先生から「近畿大学マンモスプロジェクト」の講義をしていただき、生徒たちは興味津々でお話を聞いていました。また、各学科に分かれて以下の6種類の実験実習にも取り組みました。
この体験が、生徒たちが将来学びたいことを考えるヒントになり、学習のエネルギーになってくれるものと期待しています。
【A:生物工学科 】
「微生物を見てみよう」
肉眼の限界は 0.1 mmです。 これより小さいミクロの世界にも生き物がたくさん住んでいます。このミクロの世界(微生物)を顕微鏡を使って見てみましょう。そのままでは見にくいので、特殊な試薬を使って微生物細胞の表面を見やすくする工夫にも挑戦しみましょう。
【B:遺伝子工学科 】
「ブロッコリーから DNA を抽出してみよう」
「 遺伝子」「DNA 」という言葉を時々耳にするこはありませんか?
この実習では、 「遺伝子」や「DNA」とはどのようなものなのか、 簡単に理解していただいた上で、実際にブロッコリーからの DNA 抽出に挑戦してもらいます。うまく取り出すと、白い綿くずのような DNA を肉眼でも見ることがきます。
【C:食品安全工学科 】
「砂糖を消化酵素で分解してみよう!」
ご飯を食べると、おなかの中でご飯は消化酵素によって分解されてから吸収され、その後エネルギーになります。砂糖を使って、消化酵素による砂糖の分解(=消化)を観察してみましょう。
【D:生命情報工学科 】
「生物情報データベス入門」
近年の生物科学の新しい流れでは、コンピュータ・ネットワークを用いて、遺伝情報とそれに関連するデータベースを活用すことが求められている。本実習では、実際にインターネット上で公開されている生物情報データベースにアクセスし、複数の生物種間でアミノ酸配列を比較した後、系統樹を作り、生物種間の類縁関係考察する。
「身近なものの中の『リズム』」
ペットボトルでリズムを作ることができること、ばらばらに動くメトロノームのリズムがそろうことを体験し、それらが生き物のリズムと結びついてることを紹介します。
【E:人間環境デザイン工学科 】
「『音を診 (み)る、音を料理する』音を鳴らしたり、測ったり、消したりしてみよう 」
楽器、音楽、騒音、会話など、毎日いろいろな音を無意識のうちに聴いていますが、グラフや数字にしたことはあまりないのはないでしょうか。この実習では、マイクロフォンやスピーカ、ソフトウェアなどを用いて、音をその場で見ながら調べたり、うるさい音を音で消す効果を体験したりします。また残りの時間を活用して、圧電スピーカを用いたカチカチ発電機の工作を実施し、エネルギーを生み出す仕組みも考えます。
【F:医用工学科 】
「医療機器はどう使のか?」
臨床工学技士は、色々な医療機器の操作や点検・管理を行っています。今回は、医療機器を実際に操作して業務を体験し、どのような治療効果があるのか確めましょう。



