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エネルギーふしぎ体験(1年生)

 8月30日(木)、近畿大学理工学部および原子力研究所から先生方に来ていただき、中学1年生を対象に身のまわりのエネルギーについての体験学習「エネルギーふしぎ体験」を行いました。1年生にとっては、初めて大学の先生から授業をしていただくということもあり、少し緊張気味の様子でしたが、灯りや発電の実験を見せていただいたときには歓声が上がっていました。
 今回の体験学習では、身のまわりのエネルギーについて以下の3つのテーマについて学びました。

1.灯りをつくる

 現在はいたるところで使用されている灯りですが、昔は電気もなく灯りをつくることもひと苦労でした。そのような歴史とその中で使われてきた様々な灯り(ろうそく、行灯、アーク灯、石油ランプ、白熱球、蛍光灯、LEDなど)の明るさを体験しました。当時使用していた火打ち石の火花を実際見せていただいたり、ろうそくや油に火をつけ、昔の人がどのような灯りで生活していたかを体験しました。また、現在使用されている灯りはエネルギー効率がよいものを開発し、使用していることも解説されていました。

2.電気をつくる

 現在、日本では主に水力・火力・風力・原子力などを用いて発電しており、この講義ではどのように電気を作り出しているかを学びました。蒸気タービンによる発電、太陽光発電、熱電発電など様々な発電方法を実演していただきました。また、今問題視されている原子力発電については、原子炉の模型を用いて発電する仕組みを学習しました。

3.放射線をはかる

 扱い方を間違ってしまうと大きな事故にもつながる放射線は、実は身の回りの物質からも出ています。どのような物質からどれくらい出ているのかを、実際に測定してみました。生徒たちは、温泉の湯の花や乾燥コンブ、植物の肥料などからも放射線が出ているという測定結果に驚きの表情を見せていました。

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