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2学期始業式校長講話

 おはようございます。今日から2学期が始まりました。クラブ活動あるいはそれぞれの学習課題に向けて、全員が有意義な夏休みを過ごしてくれたことだと思います。

 

 今日は2学期のスタートに際して、「カラーバス効果」についてお話します。心理学用語の一つにカラーバス効果と呼ばれるものがあります。直訳すれば「color」は色、「bath」は浴びる、つまり「色を浴びる」という意味になります。元々は色の認知に関する効果ですが、普段の生活の中でうまく活用すると大きな効果があると言われています。

 
 本来、カラーバス効果とは、ある特定の色を意識するとその色ばかりが目につき、自分のまわり、世の中が、その色だらけに見えてしまうという心理効果です。例えば朝のテレビで「今日のあなたのラッキーカラーは、黄色です」という占いがあったとします。
するとそれを意識した時点から、無意識に黄色いものばかりを見つけてしまう現象です。

 
 身の回りのもの、通学途中に目にするもの、店先の商品、道の看板なども。きっと自分のラッキーカラーを意識すればするほど黄色のものが目につきます。でも目にしているものは普段からそこのあるもの、つまりいつも目にしているものばかりのはずです。出かける前に、今日は黄色、今日は黄色と意識しただけです。

 
 人間の脳は特定の物事を意識し続けると、その間に得られた視覚、聴覚などの情報からその物事に関する情報を積極的に選んで認識するという性質があるそうです。つまりある一つのことを意識することによって、自分が意識していることに関する情報が無自覚のうちに自分の手元にたくさん集まるようになるそうです。

 
 私たちの周りには膨大な情報があふれています。これらの情報をすべて認識していると脳は疲れてしまい、時にはパンクした状態になります。そのために私たちの脳は、自分が積極的に意識した物事に関する情報を選び出すが、その意識がないと生命に直接関わる情報以外はスルーしてバランスをとるという一種の防御本能を備えているそうです。それは求めなければ手に入らないということになり、目の前に必要な情報があっても、気づかないことになります。

 
 このカラーバス効果をうまく活用できれば、毎日の生活を充実させることができます。なりたい自分に近づくための情報をうまく手に入れることができるはずです。例えば、今、自分の欲しいもの、食べたいものから始まり、自分が身につけたい、学びたいこと、自分の目指す進路あるいは人間関係にも、そしてビジネスにも活用できるそうです。そしてより具体的にイメージして意識すると効果が大きくなるそうで、意識を変えるだけで毎日の生活がどんどん変わり、大きくは人生も変える効果があると言われています。


 つまり自分の意識一つで自分の世界が変わることになります。自分がどうなりたいのか、何をしたいのかは、もちろん自分が決めることです。そのイメージをより具体的にできれば、自分にとって必要な情報を手に入れ、その実現に近づきます。逆に何も意識しなければ、何も手に入らないことになります。


 人間の想像力は、一種の予知能力だと言われます。宇宙ロケット、人型ロボット、すべてが想像の世界でした。現在は一つ一つ着実に実現されています。つまり人間が想像できることは実現できるということになります。ならば自分の将来も自分がしっかりとイメージできれば、実現できることになるはずです。


 是非このカラーバス効果を身近なことで試してみましょう。その効果を実感できたら、次へ、その次へと繋げることで自分にとって豊かな世界が広がるはずです。皆さんがこれから始まる2学期の学校生活、日々の授業、クラブ活動、色々な学校行事に取り組む中で、自分の可能性を広げるトレーニングをしてくれることを期待しています。